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越してきた団地を歩いていると、ここはどこだ、と思ってしまう。
長年大分に住んでいたけれど、この団地のほとんどを知らない。
古い古い社宅に、野菜や果物をたくさん積んだトラックが行商に来ている。
(ここは昭和か?昔あった、こういうの)
移動図書館のバスが、しずかに停まっている。
お客さんは誰もいなくて、運転手さんは退屈そう。
(だからと言って、私もバスに近寄る勇気が少したりなかった)
団地ができた当初からある、平屋の家(かわいい)
突然現れる林の中をゆく道。
とても楽しい。
歩いていて、「耳をすませば」(繰り返し見ただいすきなやつ)みたいと思った。
高台の住宅地の眺めとか、林道とか。
古さもなんとなく。
♪カントリーロード♪と聴こえてきそう。
映画を思い出してきゅんとする。
おもしろい。
まだ探検できそう。