お茶を習い始めました。
いつか習ってみたいと思っていたおけいこ事。
自分には無理かもしれんと思っていたけど、今回、20代向けに無料で教えてもらえるところを見つけたので、1年間通うことにしたのだ。

緊張しながら施設内の端にある茶室に行くと早速、掃除から、と先生からほうきを手渡される。
茶室の外に落ちた桜の花びらを、ひたすら掃いた。
こういう掃除って、かなり久しぶりだ(高校の時みたい)
途中で腰が痛くなり、何度も伸びをする。
私の他の5、6人くらいの生徒さんも、玄関や畳をぞうきんがけ。
初回から、なかなかハードです。

掃除が終わって、茶室に正座をして、説明を受けたり自己紹介をしあった。
先生はお母さんくらいの女性。
大分弁で話す気さくな、少し厳しい感じ。
でも、言うことがどれもすっと心に入ってくる。
さっきの掃除も、いつもすることで自分の体調や、季節を肌で感じることができるそうだ。
「掃除に始まり、片付けに終わる」だって。

お話は聴いていて飽きないのだけど長時間の正座はきつくて、情けないことに私は立つことができなかった。
先生にきれいな立ちかたを教わり、どうにか立つ。
ひゃー、情けない。
でも、先生が言っていた誰かの言葉
「新しいことをしようと思ったそのときに、もう自分の中に師がいる」(というような感じの言葉)
をきいて、改めてやってみよう、と思えてきた。

今回はお茶も頂かず、ただ正座だけだったけれど、次回が楽しみ。
そこにいる間はいろんなことを忘れることができた。
生徒さんも、皆ほとんどはじめてで良い人そうな感じ。
お茶って堅苦しいイメージばかりだけど(そして実際厳しそうだけど)奥が深くておもしろそう。
よし、やってみるぞ。